Freescale MC68HC908Q
これは 2005年 6月に行った内容を 2005年 9月にまとめたものです。
DEMO908QB8 を入手 MC908QB8 TSSOP→DIP化
2005年6月に発表された MC908QB8 のデモボード、DEMO908QB8 を入手しました。このデモボードは USB で PC と接続して使用する非常にクールな作りになっています。

新製品 908QB8 のデモボード、DEMO908QB8 を試してみました。デモボードはこちらです↓
http://www.freescale.com/webapp/sps/site/prod_summary.jsp?code=DEMO908QB8&fsrch=1
私はすでに CW3.1 をインストールしていたので、最新のサービスパックCW08_V3_1_FSICEBASE_SP3.exe
を当てて USB-MON08 が使えるようにしました。そして、上記アドレスでも紹介されているデモプログラム
DEMO908QB8_LED と DEMO908QB8_ATD を動かしてみました。
特に問題もなく、すんなり動かすことができました。
【感想】
1) USB はスマートだなぁ。
2) TSSOP パッケージの QB8 が実装されているけど、16pin ソケットを実装してDIP パッケージの QB8 を付けてくれるともっと良かったのに!
3) 8pin ソケットが実装されているけど QB8, QY8 シリーズには 8pin の予定はありません。おもしろいですね。
4) MON08 用ピンヘッダの実装パターンが用意されているけど、これはボード上のデバイスに外部のプログラミングツールを接続するための物のようです。逆に、このボードをプログラミングツールとして使用し、外部のターゲットボードをプログラム/デバッグするための MON08 コネクタが用意されていたら良かった。(でもまぁ、少し工夫すればそのように使えそう。)
次の行動予定は・・・実装されている TSSOP パッケージの QB8 をひっぺがします。そして、デモボードの方は 16pin ソケットを付けて DIP 版の QY4 や QT4 を挿して動かしてみます。(6/21/2005)
デモボードがマニュアル通りに動くことだけ確認したら、新製品 MC908QB8 マイコンを取り外して自作の HC908Qプログラマ で書き込みできるか実験します・・・が、そこに実装されているのは TSSOP パッケージ品です。

ちょっと乱暴ですが、この時点ではまだ MC908QB8 の DIP 品は出荷開始されていませんでしたから、迷わず TSSOP 品を基板から剥がして DIP 化することにしました。剥がしたあとの基板には DIP 用の実装スペースがありますから、そこに IC ソケットを付けておけば問題ありません。
まず、半田を多めに付けます。

片側8本をまとめて半田ゴテで熱しながらピンセットで浮かすと片側が取れます。

片側が取れれば、もう片側も同様にして簡単に取れます。
外した後のパターンを見ると TSSOP と DIP の足の関係が良く分かります。90度だけ回転させた形になっていますね。(ちなみに DIP と SOIC の関係は回転させず、同じピン配置になっています。)

このデモボードは今後も使うので、IC ソケットを付けておきます。

外した TSSOP パッケージの MC908QB8 には細い線を半田付けして、それを IC ソケットに半田付けしました。90度だけ回転した形になっています。線や足が切れないように、エポキシ接着剤で固めました。

これを使って HC908Qプログラマ で MC908QB8 に書き込みができることを確認します。(6/27/2005)
その前に、DEMO908QB8 に 16pinソケットを付けて DIP 版 QY4 を挿入し、USB-MON08 経由で子どものオモチャのプログラムを書き込んでみました。Project および中身のプログラムは何も変更しなくてよくて、Communication の設定だけ変えればうまく書き込みができました。その QY4 を子どものオモチャに挿して動かしてみると、何の問題もなく正常に動作しました。(これは ICソケット化した DEMO908QB8 デモボードは、MC68HC908QT/QY/QB の USBプログラマとして使えることを意味します。)
そして最後に、DIP化した QB8 の方は自作の HC908Qプログラマを使って書き込み実験を行いました。これも同じく子どものオモチャのプログラムをそのまま書き込みました。予想通り、すんなり書き込むことができました。実際に動かしてみると、動くことは動いたのですが、本来なら 15秒のところが実測で大体 50秒くらいで動いていました。
これは、QB4/QB8/QY8 の新シリーズでは内蔵発振器の周波数がソフト的に 12.8MHz, 8MHz, 4MHz から選べるようになっていて、デフォルトが 4MHz になっていることが原因です。(従来の MC68HC908QT/QY では 12.8MHz 固定でした。)
つまり、QY4 で 15秒のソフトウェアタイマを組んでいた場合、そのまま QB8 に書き込んで動かすと 15秒 × (12.8MHz ÷ 4MHz) = 48秒 になったわけです。
他にも互換性のないレジスタがいくつかあるので注意が必要です。
目立ったところでは、メインクロックの選択を行う2ビットが
CONFIG2 レジスタから普通のレジスタに移動しています。CONFIG2
レジスタはリセット後に1回しか書けないレジスタなので、用途によっては不便だったかもしれません。他の普通のレジスタに移動したために従来のプログラムとの互換性が犠牲になっていますが、自由度が増して歓迎する人も大勢いることでしょう。(6/28/2005)
2005年9月の時点では、すでに DIP パッケージ品が出荷されています。
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