皆さんがよく耳にするオゾンとは「オゾン層」とか
  「オゾンホール」といった言葉ではないでしょうか。
  オゾンは地球の周りにオゾン層を形成し、紫外線などの有害光線を
  透過させないといった役割や殺菌、脱臭効果が知られています。
  オゾンは、酸素(O
2)に酸素原子(O)が結合したO3の形態で酸素原子
  を放出しやすい性質を持っており、これが強力な酸化力を生み出します。
  オゾン酸化法とは、オゾンの持つ酸化分解力を用いた
脱臭方法ですが、
  脱臭能力以外にも強い
殺菌効果を持っています。
  
  
       
  
  1.酸化力が強いので、他の方法で処理出来ない成分も酸化できる。
  2.オゾンは気体なので、部屋とか装置などの隅々まで到達でき、
    そこでオゾンの機能を発揮できる。
  3.使用後のオゾンは分解して酸素になるので、二次公害の心配がない。
  4.原料は空気であるから、貯蔵することなく必要に応じて直ちに使用できる。
  5.注入率制御が簡単で反応時間が短く、しかも確実に処理の目的を達成できる。
  6.反応終了後は直ちに還元されるため、大気中、水中に臭いを残さず、
    溶存酸素の増加によって水の改善にも効果的である。
  7.オゾン化空気と処理水の接触の際、多くの細かい気泡で散気するので、
    水に含まれている硫化水素臭やカビ臭以外の藻臭等も除去される。
  
  
* オゾンによる脱臭、殺菌作用はオゾンの強い酸化力による酸化で低分子化
  することによるため、非常に安定した処理効果があり、しかも
  オゾン処理では汚泥が発生しないために簡単な処理システムとなる。